2026年04月08日

令和7年度パテントコンテストにて 学生PJチーム「アルギネーター」が選考委員長特別賞および特許庁長官賞を受賞!

特許庁などが主催する令和7年度パテントコンテストにおいて、テックガレージ学生プロジェクトチーム「アルギネーター」の「火元ゲル化消火剤」が、応募総数605件の中から「選考委員長特別賞」および「特許庁長官賞」を受賞しました。

「アルギネーター」が開発した消火剤は、現場で2つの液を混ぜ合わせ、燃焼物に到達した時点でゲル化させることで、火と空気を物理的に遮断する新しい消火手法です。対象に密着して長時間とどまるため、森林火災などで問題となる再燃を効果的に防ぐことができます。

表彰にあたり、審査員より以下の講評をいただきました。

■選考委員長 吉野彰 先生(ノーベル化学賞受賞者)
「燃えているところと空気の間を遮ることが最も有効ですが、粘度の高いゲルをホースでかけるのは非常に難しい。この2液混合消火剤の場合は、現場で2つの液を混ぜて燃焼箇所に到達した時点でゲル化し、対象を包み込んで消火するという発想です。この点が非常に優れていると評価し、選出いたしました。」

■特許庁長官 河原康之 氏
「課題の着眼点、解決手法、そして社会課題に対する工夫の観点が非常に優れています。地球温暖化により拡大している森林火災に対し、消防現場のニーズを踏まえた解決策を提示している点、さらに先行発明よりも優れた消火性能を実現している点が高く評価されました。」

今回の受賞について、学生チームは次のようにコメントしています。
「はじめは小学生の自由研究のような突飛な思いつきでしたが、テックガレージの支援を受け、地道な実験を重ねることで形にすることができました。実用化に向けた過程や工夫、そしてアイデアの斬新さの両面を、吉野先生や特許庁長官といった方々に高く評価していただけたことを大変嬉しく思います。」

なお、本技術については、コンテストの支援を受け、すでに特許出願も完了いたしました。今後は、本技術の実用化に向け、混合器の試作・検証に取り組んでいきます。これからも、次なる目標に向かって挑戦を続ける「アルギネーター」への応援をよろしくお願いいたします。

🔗令和7年度 パテントコンテスト 公式ページ(https://www.inpit.go.jp/patecon/index.html
🔗令和7年度 パテントコンテスト 選考結果(https://www.inpit.go.jp/patecon/r07pc_results.html

チームを代表して受賞発表を行う大塚さん
表彰式にて、選考委員長とともに
表彰式にて、特許庁長官とともに

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