ディープテック産業開発機構 機構長からの挨拶

ディープテック産業開発機構 機構長からのご挨拶

東京農工大学は、「使命志向型教育研究-美しい地球持続のための全学的努力」を基本理念とし、本学の強み・特色である「食料」「エネルギー」「ライフサイエンス」「環境」を重点4分野に位置付け、先端的な教育と研究の活動成果を活かした国際貢献や社会実装を中心的なミッションの一つとして掲げています。

「ディープテック産業開発機構」では本ミッション実現のために、イノベーション・エコシステムの形成に注力し、企業・大学・公的研究機関などの連携・共創の場となるオープンイノベーション拠点形成と、多様な分野で機動性を活かした挑戦を行うスタートアップ支援を両輪とした、新産業の創出や産業構造の変革を目指す取組を推進しています。

オープンイノベーション拠点の形成については、「フロンティア研究環」など学内研究拠点を中心とした「組織」対「組織」の大型共同研究プロジェクトの獲得や、政府系のコンソーシアム事業等を継続して推進しています。

また、スタートアップ支援については、令和3年度に「イノベーションガレージ」を設置し、スタートアップに挑戦する学内教員に対し、教員の持つ基礎技術の事業化や社会実装を、各事案に即してシーズプッシュとニーズプルの両面から必要な支援を行っています。
また、学生が自由な発想・アイディアをカタチにする場として「テックガレージ」を設置し、学生が主体的に活動できるような支援・取組を行っています。

今年度から府中キャンパスにはシェアオフィスを有する新たなインキュベーション施設として西東京国際イノベーション共創拠点施設を開所しました。小金井地区3号館・小金井動物救急医療センター棟(KAMEC)のインキュベーション施設とも併せ、全学的に研究活動をより活発に行ってまいります。

今後「ディープテック産業開発機構」では、フロンティア硏究環で活動する各拠点の研究領域を融合し、領域横断的な研究テーマを拡充していくことで、オープンイノベーション化の一層の拡大と大型共同研究による産学連携をさらに推進してまいります。また、社会実装への意欲をもつ若手研究者や学生を対象に、引き続きイノベーションガレージやテックガレージで多様かつ柔軟な事業化の可能性を支援し、その後の事業拡大や新たな産業構造への変革を目指します。

今後とも引き続き、皆様方からのご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

ディープテック産業開発機構 機構長
長澤 和夫

ディープテック産業開発機構 イノベーションコモンズ

ディープテック産業開発機構 イノベーションコモンズ